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FXで絶対にトレードすべきではないローソク足パターン

FXで絶対にトレードすべきではないローソク足パターンのアイキャッチ画像

FXや仮想通貨のチャートを見る際、トレード向きのローソク足のパターンに目が行きがちです。しかし、ローソク足の中には、絶対にトレードすべきではないローソク足のパターンも存在します。このページでは、FXや仮想通貨取引で、絶対にトレードすべきではないローソク足のパターンを解説します

このページで解説している内容は、FXと仮想通貨の場合に限ります。株の個別銘柄の取引は、考え方が異なりますので、ご注意ください。

目次

【FXで絶対にトレードすべきではないローソク足パターンその1】凄く長いローソク足実体が続いているパターン

凄く長いローソク足実体が続いているパターンの画像

(画像1)凄く長いローソク足実体が続いているパターン

以下の3つの特徴があるローソク足パターンの期間は、FXや仮想通貨のトレードをするべきではありません

凄く長いローソク足実体が複数ある

時々、凄い長いヒゲのローソク足もある

一定期間で切り取った時、その期間内にある個別のローソク足の高値・安値と、その期間内の高値と安値が似ている

このローソク足のパターンの時に、FXでトレードすべきではない理由

BidとAskの画像

(画像2)BidとAsk

商いが薄い時間帯(約定件数が少ない時間帯)は、スプレッドが広がります。注文の板情報を考えた時に、売り注文の板は高いレートにあり、買い注文の板は安いレートにあります。その板情報に対して、投資家が注文を入れて約定します。

画像2をご覧ください。このチャートを見ると、ほとんどの約定注文は、Askと書かれたレート(ローソク足実体の上限)で買い注文が入り、Bidと書かれたレート(ローソク足実体の下限)で売り注文が入ったと推察できます。つまり、上下の値動きが激しいように見えて、特定のレートでしか注文が約定していないと考えることができるため、エントリーする機会がない時間帯だからです。

Askとは投資家が買う注文レートを指し、Bidとは投資家が売る注文レートを指します。AskとBidのレート差をスプレッドと言います。

ローソク足実際の長さの違いの画像

(画像3)ローソク足実際の長さの違い

画像3をご覧ください。チャートの左半分はよく見かけるチャートパターンですが、オレンジ色に囲った部分から、明らかにローソク実体が長くなったのが分かります。重要な経済指標直後も長いローソク足が複数発生する場合がありますが、期間内の高値と安値がおおよそ揃っているのが特徴なので、チャートを見て違いを識別できるようになりましょう。

【FXで絶対にトレードすべきではないローソク足パターンその2】十字線や一品線が複数発生しているパターン

十字線や一本線が複数発生しているパターンの画像

(画像4)十字線や一本線が複数発生しているパターン

チャート上に、十字線や一本線と呼ばれるローソク足が複数本発生している場合、FXや仮想通貨のトレードをするべきではありません。十字線や一本線は、値動きが停滞している時に発生するローソク足です。天井圏や底値圏で発生する場合は、反転の判断材料に使えますが、特に意味のないレート帯でこれらのローソク足が発生しているということは、商いが薄い時間帯になったことを意味します。つまり、この時間帯にトレードをしようとしても、ボラティリティがなく、チャートを眺めているだけで終わるため、FXや仮想通貨のトレードはすべきではありません。

十字線や一本線だけでなく、トウバやトンボと呼ばれるローソク足が複数本発生している場合も同様です。1分足のチャートを見て判断して構いません。

【FXで絶対にトレードすべきではないローソク足パターンその3】BidとAskの点滅具合で判断

BidとAskのプライスアクションの画像

(画像5)BidとAskのプライスアクション

ローソク足のパターン認識は、それぞれの通貨ペアのチャートを見て判断する必要があります。しかし、我々FXトレーダーは、通常、複数の通貨ペアをウォッチしトレードしています。その時に便利な考え方として、BidとAskのプライスアクションで判断するという方法があります

画像5をご覧ください。BidとAskが表示された一般的な為替レート一覧です。約定されるとBidやAskが点滅するのですが、この点滅具合を見て、頭の中でローソク足を想像して判断します。具体的には、以下のパターンになります。

スプレッド(BidとAskのレート差)が広がっていて、点滅具合が乏しい場合は、【FXで絶対にトレードすべきではないローソク足パターンその1】になります。

スプレッドが狭くて、点滅具合が乏しい場合は、【FXで絶対にトレードすべきではないローソク足パターンその2】になります。

FXでトレードすべきではないローソク足から学べる大切なこと

値動きが乏しいローソク足の一例の画像

(画像6)値動きが乏しいローソク足の一例

画像6をご覧ください。これは値動きが乏しいローソク足の一例です。値動きが乏しいということは、上昇や下落が止まっていることを意味します

このローソク足の値動きで注目すべき点は、ローソク足実体に対するヒゲが比較的長く、そのローソク足のヒゲの高値同士・安値同士を結ぶと一定の値動きに見えるという点です。

十字線、一本線、トンボなどのローソク足も複数発生していることから、ほとんど約定していないことも分かります。

下落が止まりそうな値動きだと分かるパターンの画像

(画像7)下落が止まりそうな値動きだと分かるパターン

画像7のチャートにおいて、オレンジ色で囲った部分をご覧ください。画像6のローソク足のパターンと似たローソク足のパターンを形成しています。これは、1分足において下落が止まりそうであることを意味します。

つまり、「FXでトレードすべきではないローソク足パターン」から値動きの乏しさをパターン認識を学び、値動きの乏しさは下落や上昇が止まることを意味するため、ロング(買い)のエントリー根拠の1つとして考えることができるのです。

ビットコインキャッシュ1時間足のチャート画像

(画像8)BCH/USDT1時間足のチャート(2023年1月20日~1月21日)

画像8は、ソーサーボトム形成途中において発生した場合に、信頼性が高いと考えることができるローソク足のパターンです。このローソク足パターンは、画像7の考え方の応用版になるのです。

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FXでトレードすべきではないローソク足に関する動画

【FX】絶対にトレードしないローソク足3選

youtubeチャンネル でもチャートパターンに関する動画を公開もしています。

この動画は、渋沢諭吉のFXノートのYasuが担当した動画です。

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